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【疑問】なぜ世界一規律正しい日本人が、「外出自粛」の呼びかけを無視するのか?

こんにちは、マヤです。
緊急事態宣言なのに外出自粛に従わないで出歩く若者がウイルスを撒(ま)き散らしていると叩かれているのに、このジジババたちはいいのかよ!
なーんてこえがいろいろなところから上がってますよね


いよいよ国が「緊急事態宣言」を発出する中で、SNSで拡散されたある写真に、若者たちが怒りの声をあげていますよね。
石田純一氏が沖縄へゴルフをしに行き新型コロナウイルスに感染したり、ファーストレディである安倍昭恵夫人が大分へ旅行をしに行ったりなど、高齢者による意味不明な外出が増えています。


 現在、国、自治体、そして医療関係者が「医療現場が悲鳴を上げているからこれ以上、感染を広げないように外出を自粛して」と喉を枯らして訴えています。
しかし、これに従わない「バカ者」が多くいるんです。
政府や東京都の説明ではこれは、主に学校が休校になったことで、渋谷に遊びに行くような十代や、繁華街で飲みに行っている若い世代だと報道しています。


ですが、実際は全く違う結果となっています。
事実、クロス・マーケティングが3月27~29日にかけて、全国の20~69歳の男女計2500人にWeb上でアンケートを取ったところ、商業施設への買い物、外食、旅行、トレーニングという主に外出が伴う活動11項目で全てトップなのは60代で、20代のほうが圧倒的に外出自粛していることが分かっています。


 要するに、「ウィルスを撒き散らしているのは若者」という話は、政治家の「票田」である高齢者へ配慮するためのスケープゴートであり、「老いも若きも外出自粛に従っていない」というほうが実態に近い可能性があるんです。


では、なぜ我々日本人は、死者が多数でている国の人々たちや、医療関係者が「今回ばかりはマジでヤバイから不要不急の外出はやめて」という必死の訴えに素直に従うことができないんでしょう?


 ご存じのように、我々は東日本大震災など被災地での秩序ある行動などで、よその国の人々から「世界一規律が正しい」なんてヨイショされることが多いですよね。
そのため、海外の人たちは当然、今回もその国民性がいかんなく発揮されていると思っています。


ところがこうしている今も繁華街は若者だけではなく、高齢者も普通に歩いている現状があります。


 トイレットペーパーやマスクのために開店前からドラッグストアにきれいに並ぶようなマジメさや、大規模イベントを右にならえで中止をする従順さがあるのに、「外出を控えて」の呼びかけだけはなぜかガン無視・・・。
この差はいったいどこからくるのでしょうか?


 まず、考えられるのは「もし感染しても自分は重症化しないでしょ」と甘く見ている人が多いということでしょうね。
感染拡大している他国でも当初このウイルスを、高齢者や基礎疾患のある人々だけが気をつければいいものだと捉えていた傾向があったので、日本でも同様の誤解が広まっていると考えられますね。


 そこに加えて、ネットやSNSで情報を入手している人たちの場合、「新型コロナより経済活動が停滞するほうが怖い」という考えに基づいて、過度な自粛を控えている可能性も高い。


 このような緊急事態下で、政府や自治体のスタンスを正確に報道しなくてはいけないテレビや新聞というマスコミではほとんど大きく扱われないが、実はネットやSNSでは、「外出自粛なんてやり過ぎだ」という意見もけっこう取り扱われています。
そのような主張をする方たちは、↓のようにいいわけをしています


・毎年インフルエンザで万単位の人が死んでいるのに、それほど死者の出ていない新型コロナを大騒ぎし過ぎ。
・BCGを接種している国は症状が軽いので、日本も欧米のように大量の死者がでるわけがない。ロックダウンはもちろん、外出自粛など必要ない。
・外出を自粛して経済活動をストップさせたら、つぶれる店や企業が大量に出て、失業や収入源でコロナよりも死者が増える。


今回、新型ウイルスとの戦争でも、テレビなどのマスコミは大きな役割を果たすはずなんですが、今のところ、トイレットペーパーパニックをあおったりと国民の足を引っ張ってばかりいて、完全にメディアとしての正しい在り方ではなくなっています。
震災報道で、無事な人々や被害のなかった地域はスルーして、壊れた家屋や津波の映像ばかりをセンセーショナルに報じて大ヒンシュクを買っているように、日本のマスコミは社会の混乱や不安を「ショー」として消費する傾向があるんです。


「ご覧ください! 緊急事態宣言下なのに、若者があんなにたくさん出歩いています!」とか「物資の買い占めで、ものすごい行列ができています! どこまで並んでいるんでしょうか!」なんて大ハシャギして、パニックをあおる恐れがあるのだ。


 これがタチの悪いところは、やっているご本人たちには「起きていることを伝えることが我々の使命だ!」なんて感じで正義感に浸れるので、自分たちの偏った視点になかなか気付くことができず軌道修正ができないんですよね。


このような理由から判断力に欠ける日本人は自分で考えることをやめ結局テレビのいうことを愚直に信じてしまうわけですね。


不要不急の外出がなくても経済を回す方法はいくらでもあると思います。
政府や日本のマスメディアに頼らず、各々で考えて動けばなにか解決の糸口が見つかるでしょうね!