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タイ・プーケット、人気のリゾート地もロックダウン

こんにちは、マヤです。
私が大好きな観光リゾートの一つでもあるタイのプーケットが新型コロナウイルスの影響でロックダウン、さらには空路も閉鎖されました。


いつもなら多くの観光客でにぎわうビーチが静まり返り、街を歩く人の影もありません。
新型コロナウイルスの感染拡大でタイ最大の観光地、プーケット島にも厳しい封鎖措置が導入されています。


プーケット島では10日までに、40万人の人口に対し170人の感染が確認されました。
人口10万人当たりの感染者数は国内最多の38.95人で、首都バンコクの同21.90人を大きく上回っています。
国内全体では感染者2473人、死者33人が報告されています。
 新たな感染者はバーテンダーのタイ人女性(29)、運転手のタイ人女性(47)、ウェイトレスのタイ人女性(31)、イタリア料理店店員のタイ人女性(39)、マッサージ店店員のタイ人女性2人(44、43)、旅行者のフランス人男性(32)など国内外問わずいろいろな人たちが感染しています。


島では検査態勢が強化され、9日には国内で初めて、17地区全域を封鎖する措置が取られ事実上のロックダウンがはじまりました。
13日から少なくとも14日間、緊急要員以外は地区間の移動が禁止される方針です。
プーケット国際空港はすでに閉鎖され、今月末まで航空便の運航がストップしていくとの発表がありました。
その他、陸上、海上の交通も必需品の運送を除いて遮断されました。


全てのビーチやレストラン、バー、必需品以外の店舗も閉鎖されています。
7日からは外出時にマスク着用が義務付けられ、夜間の外出は禁止されています。
ホテルにも閉鎖命令が出た。島内に残る観光客らのため、指定された5軒だけが予約を受け付けている。


地元コンサルティング会社によると、営業再開の時期については「できるだけ早く」と考えるホテルがある一方で、冬の観光シーズンが始まる10月まで待つという声もあり情報が錯綜しています。
従業員らは、休業中の給与の62%を補償するとの施策を歓迎しているといいます。


タイだけでなく各国でロックダウンが行われ、フィリピンやマレーシアなどはすでに1か月近く経っています。
それでも感染者数はじわじわと増えており、減少には至っていません。


日本国内ではロックダウンがをする動きは未だに立っておらず、あくまでも外出を自粛という形で発表しましたよね。今後も方針を変えるつもりはなさそうです。
これは理由があって、小池百合子東京都知事は4月3日(金)の「Nikkei Asian Review」の取材に対して以下のようにコメントしています。(原文は英文です。)

“Because Japan’s law puts emphasis on protecting personal rights, a lockdown is impossible,”


「日本の法律は人権の保護を重視しているため、ロックダウンは不可能」



出典: NIKKEI ASIAN REVIEW

https://asia.nikkei.com/Editor-s-Picks/Interview/Tokyo-governor-says-lockdown-in-Japan-is-impossible


このように、ロックダウンできるかどうかは、国の法律や方針が関係しているんですね。


ちなみにお隣韓国では早い段階で迅速な措置が取られています。
 韓国は国際社会で今、世界で唯一、ロックダウンせずに感染を抑制できている国として注目を集めてもいます。
なぜ抑制できているのかというと、その理由として真っ先に挙がるのは大規模な検査です。
日本も韓国のドライブスルー方式での検査を検討中と報じられたが、欧米では韓国の検査方法をすでに導入しているところも多いんです。


 韓国の検査数は4月9日現在で、累積49.4万件あまり。世界でも断トツの件数です。「これほど大規模な検査が可能だったのは実は周到な準備があったからです」と元疾病管理本部関係者が言っています


「まずMERS(マーズ、中東呼吸器症候群、2015年)の経験を抜きにして韓国の防疫は語れません。マーズの時には感染者数の増加に検査が追いつかなかった。このマーズの経験を教訓にして、民間が開発した診断キットを早く承認できるよう、疾病管理本部が制度を作っていたことが今回の早い対応につながった」
日本も各国の良いところを吸収してほしいものですね。